意識して呼吸する

 ストレスやトラウマがあったりすると、その影響で、身体が知らないうちに固くなっていて、頭や首や肩、背中が凝ってカチカチ、なんてことがよくあります。また、身体が固くなるまで、何かに集中してしまう傾向のある人もいると思います。

・・・身体が固くなりやすい人は、日常生活の中で、気づいたら呼吸が止まっていたり、とても浅い呼吸しかしていなかったり、ということがないでしょうか。

 私もそうなのですが、何かに集中していると、呼吸はしているかしていないか分からないくらいの最低限の呼吸で、身体もろくに動かさず、がッと仕事をしてしまうことがよくあります。気がつくと肩を中心に身体が固くなってしまって、さらに気づくと頭痛も・・・なんてことがよくあります。

 そんなときには、慌てて大きく深呼吸をします。しっかりと呼吸を続けていると、全身の血の巡りも戻ってきて、落ち着いてきます。油断大敵です。こんなことを続けてしまうと、慢性的に身体が固くなり、固くなると呼吸も浅くなり・・・と悪循環に陥ってしまいます。

 トラウマが今の生活に大きく影響を及ぼしている場合、普段から緊張していたり、知らないうちに身体を固くして身を守る態勢をとってしまうために、日常生活を送っているだけでも、身体が固くなります。

 気がついたときに、しっかりと呼吸できているかを確認してみることが大切です。

 呼吸の仕方もその時の状況によって、人によって変わっては来るのですが、基本的には長~く吸って長~く吐くことで、自律神経のバランスがとりやすくなります。

 ちなみに、とても神経が高ぶっていて興奮していたり、イライラがおさまらなかったり、眠れなかったりしたときには、吸う息よりも吐く息を長くした方がいい場合が多いです。

 反対に、何かのショックで身体がフリーズしていたり恐怖を感じていたり、無力感を感じていたりするときには、長く息を吸って、ハッと短く息を吐く方が有効な場合が多いです。

 どちらにしても、自分が呼吸を意識してしてみて、心地いい呼吸をしてみましょう
(万が一苦しくなるようならすぐにやめましょう。それなりの理由があるからです。詳しくはカウンセリングで)

 呼吸は、自分の身体のためにできる一番の基本になるものですので、積極的にとりいれていきましょう。

 「身体が固いので、呼吸の方法だけ教えてください!」という1回限りの、新規ご予約もOKですよ。

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